信じるという事

採点:652点
HP:ゆぃゆぃ♪の気紛れ猫部屋
作者:ゆぃゆぃ♪

作品:☆信じるという事☆

■評価■
物語力:7/10
文章力:6/10
総合力:6.5/10

ジャンル:ノンフィクション

コメント:
最初に言っておきます。ファンタジーと同じくらい実話小説の批評は苦手です。なぜならば、いくら物語り構成について言ったところで、実話を書いているのだからしょうがないという結論に至るからです。あえて、実話を元にしたということなどを省き、その他の創作小説と変わらない視点で批評をしたいと思います。小説としては先を読ませるという意味では、とてもすぐれた作品だと思います。しかし、それは実話という関連付けがあることも関係しているからだと感じられました。様々な展開が起こり、先を読ませていく要素は多様にありましたが、物語の構成としては、あまりバランスがよくないように感じられました。もっと物語として必要なものを絞り、できごととできごとの関連付けをすることが大切だと思います(実話なのだからしょうがないのですが……)。あと、これは物語を読んでいて気になった点なのですが、友人との関係付け。だいぶはしょられているせいか、いつのまにか、もともと仲の良かった人ではない方と親友と呼ばれる中になっていたように感じられました(途中で一人が抜け二人になったからというのはわかりましたが、何故、親友と思える程仲がよくなったのかというのは、プロセスが描かれていないので、あとで取って付けたような説明になっていたように感じられました)。そして、主人公が学校へ通い始め、「好きといったことはない」「恋など〜」という表現が使われていましたが、その前の描写でラブレターを書いたり、その相手への想いが描写されているにもかかわらず、後半で別の人へ気持ちが向くと、そうではなかったと、180度転換してしまうのは、あまりに薄っぺらな感情のようにとられてしまうと思います。物語を通して、主人公の価値観や気持ちの変化を、もっと読み手側にも変化の過程を伝わるように描くととても魅力的な作品になると思います。

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