琴線に触れる

採点:690点
HP:Deep Breathing
作者:あおい

作品:琴線に触れる

■評価■
物語力:7.3/10
文章力:7/10
総合力:7/10

コメント:
面白い題材だと思います。私の予想では資料などを集めて書いたわけではないと思うのですが。現実にありそうな設定なので、読んでいくうちに自然とその物語に入っていけるテーマだと思います。しかし、現実にありそうな設定なだけに、現実との矛盾を感じる点があると、一気にアレ?って感じになってしまうのではないかと思います(私だけかもしれませんが)。具体的に上げると、主人公の親子関係の遺産についてなのですが、法解釈について若干ふれていましたが、説得力に欠ける中途半端な説明だったように感じました(おそらくは資料不足で作者の方も説得できるほどの知識がなかったのではないかと推測したのですが)。実際の法解釈だと、おそらくは遺産相続できる可能性が高いはずですし、母親が血が繋がっていないと訴えたとするならば、それは出生届を偽ったということで、公文書偽造になってしまうと思います(法律に熟知していないのでそこまで詳しくはわかりませんが)。少なくとも全ての放棄に法律の解釈からなるので主人公はあきらめたととれるような描写があったので、それではしゃくぜんとしないように感じました。詳しく資料を集める、もしくは巧くはぐらかすなどしていくといいと思いました。あと主人公と代表の関係付けなども、どのくらいの関係なのか明確にし、その関係柄が読者にも伝わるように描写していくといいと思います。とはいえ、評価点を見てもらえばわかると思いますが、題材もとてもおもしろいものだと思いますし、いい作品だと思います。

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