HEAVEN

採点:624点
HP:REOC
作者::絹猫

作品:HEAVEN

■評価■
物語力:6/10
文章力:5/10
総合力:6.3/10

ジャンル:ファンタジー

コメント:
ファンタジー小説に対する批評が辛口気味になる傾向があることに最近気が付きました。その点、ご容赦ください。文章の方から批評したいと思います。まず、ダッシュの使い方があまり巧くないようです。ダッシュは巧く使うととても効果的な手法ですが、使い方を間違えると物語を壊してしまうくらい、変な文章に見えてしまいます。
場面場面で、どういう風に演出したいのかが全くわかりませんでした。戦慄を描きたいのか、壮絶なアクションシーンを描きたいのか、謎深まるシーンを描きたいのか。その点をはっきりして描かなければ、意味のわからない文章になってしまいます。
物語についてですが、読む人によち、違和感を抱かない人と、激しく違和感を感じる人と大きく別れる物語だと思います。ちなみに私は後者です。その理由として、全くのファンタジーではなく、現実世界と交錯するような、テレビがあると明言してしまったり、異世界のようで現代世界の物がまぎれてしまっていて、なおかつ、それが自然に演出されているわけではないので、とても違和感を感じ世界に入り込めませんでした。
それに加え作者本位的に世界設定、キャラの感情が動きすぎです。例えば、いきなり斧を持った人が入ってきたから、おかしいと感じた。と表現されていましたが、おかしいと感じる動機として、刃のカバーがついていないのが違法だからと取ってつけたように説明がありましたが、実際、魔物が出たりする、世界で武器を所持しているのは、そこまで戦慄するほどの違和感を与えるもののようには思えません。それに加え、銃での戦闘をしている割に、巨漢のダメージが違和感ありすぎです。額に銃を突きつけられた途端に恐怖に怯えるだなんて、今まで銃で戦っていたのに?って思ってしまいます。あと、主人公、銃も斧も実物を初めて見たということですが、槍で魔物を狩りしてたりするんですよね?それは明らかに不自然ではないでしょうか?
ファンタジーというジャンルは特にそうだと思うのですが、読み手に突っ込みどころを与えては、一気にしらけてしまいます。何個も創作小説のファンタジーを批評しましたが、ファンタジーというジャンルは作者本位なモノが多いようです。作者本位で書いてしまっては、それは小説ではなく、ただの妄想を文章にしただけのモノです。少し考え方を返ればとてもいい小説を書けると思います。

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