ア・コムレェイド

採点:727点
HP:ヒマ時の小説喫茶
作者:アムズ

作品:ア・コムレェイド

■評価■
物語力:7.5/10
文章力:6.3/10
総合力:7.4/10

コメント:
 この作品を読んで、本当にファンタジーは難しいのだなぁと痛感しました。物語の材料など、とてもおもしろい物を感じました。しかし、その割に、世界の構築の詰めの甘さを非常に強く感じました。ファンタジーを批評するのが苦手苦手と言いながら、多くの作品を批評してきましたが、その作品のほとんどに言えるのが、世界観の構築ができていないということです。どんなに面白い展開でも、どんなに物語りに引き込んでも、そのファンタジーの世界の中で違和が生じてしまった瞬間、読み手はひどく冷め切ってしまうものです。だから、ファンタジーにおいて世界の構築は一番大切だと思います。どの部分が?と思うかもしれませんが、それは一つ一つ指摘していったら切りが無い物です。なにしろその世界のことなので、並べ始めたら切りが無いです。それに気付くには、まず、読み手の立場になり、第三者的な立場で、むしろケチをつけるようなつもりで、自分の小説を読み返して見るといいと思います。そうすれば、その物語の世界の仇がみつかると思います。
 続いて、文章についてですが、ほぼ文章の書き方はしっかりとしていると思います。しかし、まれに接続詞がおかしいところが見受けられたので、読み直しの強化を図るといいと思います。加えて、これは文章ではなく表現になりますが、文章を巧く見せるためかわからないですが、全く脈略の無い表現や、前後関係を考えると、大げさに感じてしまうような表現が多少、あったように思います。
 題材は磨けば光るようなモノを感じたので、しっかりと磨いていけばとても面白い作品になると思います。材料や展開を考えると、うまく描けば、もっと上位を狙える作品だと思います。


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